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名曲「初恋」の作曲家越谷達之助を偲び、その世界を伝える
by tatsunosukememory
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高等部OB,作曲家として活躍する渡辺俊幸さんの公式ページで越谷先生の想い出が語られています。
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啄木に寄せて歌える」全曲演奏会終わる

 6月12日〔日〕14時から、東京駅八重洲口前の東京建物八重洲ホールで、青木純事務所主催・越谷達之助記念会共催による、歌曲集「啄木に寄せて歌える」全曲演奏会が満員のお客さまをお迎えして開催されました。
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 このコンサートは越谷達之助記念会の会員でテノールの青木 純さんが、越谷先生から直接「啄木」の歌い方を伝授され、越谷先生自身の朗読付き、小保内恭子さんのピアノで歌ってから30年になるのを記念して企画されました。

 プログラムはまず歌曲集「野葡萄の紅」のバロック風の前奏曲から始まり、続いて歌曲集「日本の哀愁」から「夢の子守歌」「花のまつり」「亡き母への讃歌」が歌われ、次に「啄木」全15曲が歌われました。「啄木」は一曲ごとに越谷先生が亡くなる1ヶ月に録音した、歌詞となっている啄木の短歌の朗読が流されました。
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 生前越谷先生は自分の作品に於いてピアノの占める位置を「伴奏ではなく協奏」と言われましたが、この日ピアノで協奏したのは山季布枝さん。
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 また越谷先生の親友であった故小林正市さんの甥で越谷歌曲の研究家である海老原幸夫さんが、先生のこと、その作品について、また先生を取り巻いていた人々など興味深いエピソードをまじえて解説をし、好評でした。
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 コンサート後に寄せられた感想のいくつかをご紹介します。

>ピアノ伴奏の素晴らしかったことと久しぶりに越谷先生の声を聞く
ことができ、また青木さんの素晴らしい歌唱力で、天国の越谷先生も満足されていた

>青木さんの歌は情感にあふれ、情景に浸れました。ピアノの音色がまた音階を超えた風のような・・、肌に心地よく、心象を深めてくれました。すぐ前に飾ってあった越谷先生の写真の笑顔が、一段とほころんで見えました

>先生の作品は、オペラの盆栽だと思う。ドラマがある。ミニチュアじゃあなくて、盆栽。質量は小さいけど、宇宙がある。先生の作品だから?それとも、青木純の新境地か、、、

>山季さんの繊細で時にダイナミックな美しい音が青木さんの歌唱力にピッタリで、思わず涙ぐんでしまいました。

>さすが山季さん!と友人と感服。越谷作品に山季さんのピアノ無しは、考えられなくなりました。
青木さんの優しくも優雅な歌声に癒されました。

>こんなにも「終わって欲しくない」演奏会は初めてでした。青木先生の人生のバックグラウンドが注がれた深く澄んだ歌声もさることながら、山季先生の歌手に対する思いやりに溢れる、包み込むような演奏に、また一瞬、音を手放された後の音のダイナミックさに、感動せずにはいられませんでした。

 この様にご好評を頂きましたが、演奏した二人はまだまだ納得がいかず、更なる勉強と挑戦を続けたいとのこと。越谷達之助記念会としても次の演奏会実現に向けて努力していきたいと思っています。来年は「啄木」の講習会又は公開レッスンを開催、又年に一度は定期的に越谷作品のコンサートを開催して、越谷作品の普及、特に若い世代の演奏家と聴衆を育てて行きたいと思っています。
# by tatsunosukememory | 2011-06-15 22:10 | 越谷作品コンサート

「啄木によせて歌える」全曲演奏会決定

 青木純事務所主催・越谷達之助記念会共催による
越谷達之助作曲「啄木によせて歌える」全曲演奏会を下記のように開催する事になりました。

☆2011年6月12日(日) 14時開演
☆東京建物八重洲ホール(東京駅八重洲口前)

☆出演 独唱:青木純(テノール)  ピアノ:山季布枝(やまきのぶえ)

☆曲目 *越谷達之助作曲歌曲集<日本の哀愁>から「花のまつり」「亡き母への讃歌」「夢の子守歌」ほか
    *越谷達之助作曲歌曲集<啄木によせて歌える> 「初恋」ほか全15曲

☆入場料:一般5000円 学生:2500円(全自由席・収益の一部を東北関東大震災被災地に寄付します)

 *青木純は青山学院高等部在籍中、越谷達之助氏の感化を受け、その後押しもあって声楽の道を志し、国立音大声楽科に進学、卒業後イタリアに3年余留学。帰国した1980年から越谷達之助氏から直接「啄木によせて歌える」の歌い方を伝授され、1981年(氏が亡くなる前年)には氏が主催するコンサートなどで、氏の朗読付きで(氏は戦前から戦後すぐまでの時期、有名俳優として映画や舞台で活躍された)「啄木」を独唱。氏からこの歌曲集並びに氏の歌曲の歌い方を直接伝授された数少ない、かつ最後の愛弟子です。

 *ピアノの山季布枝はウイーン国立音楽大学を首席で卒業。帰国後青木純の伴奏を度々務め、青木より越谷歌曲を学び、また越谷達之助氏が生前全作品の伴奏を託していたピアニストの小保内恭子氏からも越谷歌曲の伴奏方を学び、1昨年の「生誕100周年記念コンサート」の際には伴奏者として活躍しました。

 *入場券発売は4月上旬の予定です。お申し込みは下記メッセージ欄に「鍵コメ」でご記入頂くか、goloso204@excite.co.jp までメールでお申し込み下さい。
# by tatsunosukememory | 2011-03-23 21:58 | 越谷作品コンサート

明日は越谷先生の命日

 明日3月6日は越谷先生のご命日です。1982年3月6日に73才で亡くなられています。ご存命なら今102才になっておられたことになります。

 お墓は地図の通り神奈川県藤沢市、小田急江ノ島線本鵠沼(ほんくげぬま)駅から徒歩5~6分。
浄土宗の尼寺「本真寺」にあります。(先生ご自身はクリスチャンでしたが・・・。)
山門を入りそのまままっすぐ本堂の前を通り抜け一旦裏門をでて左側の小田急線の線路沿いの墓地内にあります。
 地図は4つ下↓の記事をご参照ください。
# by tatsunosukememory | 2011-03-05 09:25

楽譜寄贈

 先の「越谷達之助生誕100周年記念事業」として復刊した、歌曲集「啄木によせて歌える」を、全国の音楽大学、並びに音楽科や音楽教員養成コースのある大学、計40校にこの程寄贈致しました。

 複数の大学からは感謝状を頂戴致しました。また大阪音楽大学図書館からは「越谷達之助コーナー(仮称)」を作りたいと云うことで、他の楽譜、CD-Rのご注文を頂戴しました。当記念会として一人でも多くの音楽学生や教職員、卒業生の皆様に越谷作品を知って頂きたく、すべてを寄贈させて頂く事に致しました。他大学からもお申し込みがあれば寄贈させて頂きたく思っております。

 また歌曲集「桐の花」「戦盲歌」「野葡萄の紅(こう)」の3冊は、現在コピーのみ配布させて頂いていますが、来年は没後30周年を迎えるため、記念事業として復刊したいと思っております。
# by tatsunosukememory | 2011-02-20 10:25 | 越谷達之助記念会

ベー・チェチョル 「初恋」を歌う

 1月12日(水)のTV朝日「徹子の部屋」に韓国のテノール、ベー・チェチョルさんが登場し、インタビューを挟んでスタジオで「初恋」を日本語で歌いました。

ベー・チェチョル 「初恋」を歌う_c0182894_11593260.jpg



 べー・チェチョルさんはアジア人離れしたテノール・リリコ・スピントで「奇跡の声」と呼ばれ、ヨーロッパを中心に活躍していましたが2005年に甲状腺ガンを手術。その際右の声帯の神経を傷つけ、何とその声を失ったそうです。しかし多くの日本人ファンの援助を受け、日本で再手術を受けてリハビリに励み、再び声を取り戻して復帰をはたしました。

 そんなべーさんが歌った曲は越谷先生の「初恋」。やや発音には難がありましたがあの美しいメロディーを、取り戻した美声で歌い上げてくれました。

 この所外国人声楽家が「初恋」を歌っているようです。「初恋」は日本を代表する歌曲の座を得た感があります。
# by tatsunosukememory | 2011-01-13 12:02 | 「初恋」